台風のメカニズム
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台風の発生には何らかの理由で発生した大気の渦が必要です。一般的に低緯度帯で北半球の北東貿易風と南半球の南東貿易風とが収束したときに発生する場合や、北東貿易風と何らかの理由で発生した強い西風によって発生するなどの理由があるとされているが、はっきりとした理由は海上で発生するため観測困難なことではっきりしていません。発生した渦は、周りから暖かくて湿った大気が中心に向って吹き込むことにより中心付近は暖かくなり上昇し気圧が下がりやがて雲ができます。
中心付近の気温が上がれば更に上昇し、雲も発達して下がる。気圧が下がればそこに吹き込む風も強くなります。風が強く吹き込めば上昇気流も強くなり雲も更に発達して気温も上がり気圧は下がります。こうして台風はどんどん発達していきます。
しかし、はじめてできた大気の渦がすべて台風になるわけではありません。こうした台風は海面温度が27℃以上の地域で発生すると言われていますが、それは海面温度が高ければそれだけ蒸発する水蒸気も多くなるからであります。このように台風は大気の収束により発生し、温度の高い海面温度とそれによる多い水蒸気によって発達しているのです。だから、海面温度の低い中高緯度帯に達したときや大陸・日本列島に上陸したとき、徐々に衰弱するのです。台風の中心へ行くほど風が強くなりますが、あるところまでくると遠心力によってそれ以上、中心には近づけなく上昇気流となります。その遠心力に近づけない中心部を『台風の目』といいます。

1) 海水温が高い南の海では、たくさんの水蒸気ができる。
2) 水蒸気が地球の自転の影響で反時計回りに回転しながら上昇
3) 上昇した水蒸気によって上空に雲(積乱雲)ができ中心に水蒸気が集ってくる
4) 発生した大気の渦がまとまって発達し、熱帯低気圧になる
5) 海からの暖かい空気をエネルギーとしてさらに発達し、中心付近の風速が17.2m/sになると台風と呼ばれるようになる

◇台風の定義◇
亜熱帯や熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、中心付近の最大風速が17.2m/s以上になったものを台風と呼びます。台風のおおよその勢力を示す目安としては、表に様に『大きさ』と『強さ』を表現します。
台風の『大きさ』は「強風域(平均風速15m/s以上の風が吹いている範囲)」の半径で台風の「強さ」は「最大風速」で区分しています。

■なぜ台風はあのような動きをすのか?
台風は上空の風に流されて動き、また地球の自転の影響で北へ向う性質を持っています。
そのため、通常東風が吹く低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、上空で強い西風(偏西風)が吹く中。高緯度に来ると台風は早い速度で北東へ進みます。

■大きさ ■強さ
階級 風速15m/s以上の半径(強風域) 階級 中心付近の最大風速(秒速)
大型(大きい) 500〜800km未満 強い 33〜44m/s未満
超大型(非常に大きい) 800km以上 非常に強い 44〜54m/s未満
猛烈な 54m/s以上


■台風の風が強いところ
台風の中心に対し右と左では一般的に風の強さが違います。

台風の中心に向って左回り(反時計廻り)に風が吹いています。したがって台風の右半円では、中心に吹き込む風と進行方向が重なり風が強くなります。このため『危険半円』とも呼ばれています。スピードの速い台風ほどこの傾向が強く現れます。

反対に左側では、中心に吹き込む風が進行方向と逆向きなので、風が相殺され右側に比べて弱くなる傾向があります。
船の航行が可能、という意味で左半円では『可航半円』と呼ばれています。但し、左側でも台風の中心付近は強い風が吹いていますし、台風の近くを航行するのが危険なことには変わりありません。




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