サーフィンアドバイス

ウェットスーツについて

はじめて買うウエットスーツはどれがいい??
日本でサーフィンする場合、1年を通してほとんどの時期でウエットスーツが必要になります。そこで悩むのが始めに買うべきウエットスーツの種類。入るポイントや季節によってウエットスーツは異なるので、ウエットスーツ指数表を参考に選んでみよう
エリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
北海道 エリア
東北 エリア
関東北 エリア
関東南エリア
東海 エリア
紀伊半島 エリア
四国 エリア
九州 エリア
日本海北 エリア
日本海南 エリア
アイコンの見方
セミドライ 3mmフルスーツ シーガル
ロンスリ
スプリング タッパー トランクス
ブーツ
グローブ
キャップ
常夏の南国とは違い、日本には四季があります。例えば同じ季節『千葉』でも北と南では海水温は大きく違います。エリアによって海水温は異なるために1年を通してサーフィンしようとするとさまざまなウエットスーツを揃えなければなりません。楽しく、快適にサーフィンするためにも、慎重に選びましょう!とは、言ってもいきなりすべてのウエットスーツを買い揃えると経済的にも厳しいですので、最初に買うべきウエットスーツは夏なら『スプリング』冬なら『セミドライ』もしくは真冬はやらない方は『3mmフルスーツ』があればいいと思いますよ。もちろん、エリアにもよりますがこのウエットスーツが1年を通して最も使用頻度が高いと思います。あとは、はじめる季節に合わせて選んでいきましょう。
ほんの数年前と比べても、運動性や保温性がグッと進化しているウエットスーツ素材。ニューマテリアルが続々と現れたことで、各ブランドの生地開発が白熱し、より複雑になってきています。
外側

【スキン】
断面から見たとき、内側だけ布地が貼ってあるのがスキン素材。保温性が高く風にも強いがジャージと比べて伸縮性が乏しい。

【フラット】

【メッシュ】

【カラー】
表面がツルツルしたラバー素材。メッシュ加工したものより多少伸びるが、耐久性は劣る。 メッシュ加工して強度を高めたラバー素材。 表面に色のついたスキンを貼り合せたラバー素材。ポイント・カラーとして使用されることが多い。
外側

【ジャージ】
断面から見たとき、布地が両面に貼ってあるのがジャージ素材。伸縮性・耐久性は高いがラバーと比べ保温性はなく風にも弱い。

【ストレッチ(上)/スタンダード(下)】
スタンダード&ストレッチ
下がスタンダードタイプで上がストレッチタイプ。スタンダードの方が編み目が細かく糸が詰まっているため伸縮しやすい。同じく伸縮性の高い裏地やゴムと併用して使われる。
内側

【伸縮】

【混入】

【肌触り】
縦と横で伸び幅が異なるスタンダードと比べて特別な編み方により30方向に伸びる 疲労軽滅などを狙って液状のマイナス・イオンにつけた生地。付着しやすいパイル地に使われたりする。 着心地を良くする為にウレタンを混ぜた生地。すべすべしていて柔らかく肌触りがいい。

【SCS】

【エンボンス】

【撥水】
摩擦抵抗が少なく着脱がスムーズ。布地ではないため水を拭き取るだけで乾き、2ラウンド目が快適。 生地に凸凹をつけたタイプ。隙間に溜まった空気が肌の熱を蓄え保温性を高めてくれる。 中空糸という空洞の糸で編んだ水はけのいい生地。撥水性を高めるため起毛させている場合が多い。

【スタンダード】
外側のジャージと同じ生地。
■着替え 爪を立てて着替えるのは絶対に禁物!!
ウエットスーツは破れやすいため、着るにも脱ぐにも力任せに引っ張るのは絶対にNG。最近のウエットスーツは生地が柔らかく着脱しやすくなってきているものの、特にフルスーツの場合は生地が厚くて着替えにくいので注意が必要。なるべく爪を立てず手の平を使って着替えよ!
● ビニールを使う ● 裾を折る
ビニール袋を手や足に被せると滑りがよくなり、あまり力を加えなくてもスムーズに着替えることができる 脱ぐとき手首と足首の裾を少しだけ内側に折ってから水を浴びると、ウエット内に水が溜まりするっと脱げる
● 亀裂 ● 爪を立てる
爪を立てるとウエットが破れてしまうことがあるので絶対にやらないこと。焦らず、慌てずゆっくり着替えよう!
■干す 直射日光に当てると傷みの原因に!!
寒い日に濡れたウエットスーツを着るのはかなり勇気がいるもの。
1ラウンドを終えて、もう一度入る予定なら、ウエットスーツを干しておくのは賢明だよね。そこで注意!直射日光に当てて干すと劣化の原因になってしまうため、早く乾かしたくても、なるべく日陰に干すように
しよう!
● 半分に折って日陰干し ● 直射日光⇒色落ち・劣化
1ラウンド終えたら裏返しのまま日陰で干す。肩が厚いハンガーがない場合、一箇所にウエットスーツの重みがかからないよう腰で半分で折って干すといいよ! 直射日光はウエットスーツの大敵。カラー部分の色落ちやゴムの劣化につながり、保温性も落ちてしまうよ
■車内 濡れたままのウエットを車内に放置しない!!
濡れたウエットスーツを持ち帰える際、車内に長時間放置するのはやめよう。ウエットスーツはボンドでつなぎ合わせてるため、高温になりがちな車内に置いておくとボンドが剥がれてしまうことがある。しかも塩水や熱はゴムの劣化を招くので、車内に入れっぱなしはやめよう!
● ハンガーにかける ● 車内放置⇒剥がれ
どうしても長時間入れておく必要があるときは、なるべく乾くようハンガーにかけて持ち運ぶのもいいよ!ハンーにかけておけば折りジワの防止にもなるよ! 衣装ケースに入れっぱなしでの車内放置はやめよう。ボンドの剥がれや折りジワの原因になりウエットの劣化を早めるよ
■洗う 塩水を抜くため、真水につけ置きしておく!!
海からウエットスーツを持ち帰ったら、すぐに洗って塩水を流そう。めんどくさくてそののままにしてませんか!?ゴムでできているウエットスーツにとって塩水は天敵。サーフィン後の面倒なこの作業がウエットスーツの寿命を延ばすのだ!
●手順1 水を溜めモミ洗いをする ●手順2 細部の砂を落とす
塩水は水で流しただけでは落ちないため、衣装ケースやお風呂の浴槽に水を張ってウエットスーツを漬け、塩水を押し出すようにモミ洗いする 首周りなど細かい部分に入り込んだ砂やゴミを取り除く。特にジッパーの目に入った砂は目詰まりの原因になるので、丁寧に取り除いておこう
●手順3 漬け置きする ●手順4 裏返しで日陰干しする
モミ洗いし、砂も落としたら数時間漬け置きすし塩水を完全に抜き取る。その時ウエットスーツ専用のソフナーや柔軟材を入れてあげるとベスト!